ドルコスト平均法

ドルコスト平均法

こんにちは。
季節柄でしょうが、先日は台風17号により主に九州で被害が発生しました。
被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
私も実は旅行で四国にいて、飛行機の便が欠航になるという人生で初めての経験をしましたが、
翌日には無事に帰京できました。

これまでの記事、特に直近2回の記事で積立投資の話題を取り上げましたが、
このこのに焦点を当ててみたいと思います。
定額を積み立てて投資することは、少しずつ資産を形成していく意味合いもありますが、
リスク分散や投資のパフォーマンス上も良い面があります。

以下では、投資の前提としてあくまで長期投資を考えています。

ドルコスト平均法とは

少しでも投資に興味のある方であれば、一度はこの「ドルコスト平均法」をいう言葉を聞かれたことがあると思います。
意味は極めて単純です。

ドルコスト平均法とは、定期的(毎月など)に一定額(1万円など)の買付を行なう投資方法のことです。

また、定額購入法と呼ばれることもあるようです。
どちらかというと、こちらの名前の方が少なくとも日本人にはしっくりきますね。
直近の2記事で定額積立をシミュレートしていますが、まさにこのドルコスト平均法のことです。

対立する概念として、定量購入法があります。
その名の通り、こちらは定期的に一定の数量で買付を行なう方法のことです。

定額で購入する意味

定額で購入するということは、
株価が下がったときにはより多く買付ける反面、
株価が上がったときにはより少ない買付けるということを意味します。
儲ける「基本原理は安く買って高く売る」ことなのですから、
合理的な投資方法であることがわかると思います。

メリット

一般的には、定量購入法よりも定額購入法の方が、平均買付価格を低く抑えることができます。
やや数学的に表現すれば、調和平均という平均手法に相当します。

例えば、以下のような相場局面を考えてみます。

このとき、毎月\10,000を購入するドルコスト平均法と、
毎月10株を購入する定額購入法を比較してみます。
初月(A月)の価格は\1,000なので、両者とも\10,000投資する条件です。

平均購入金額を赤字で表しています。
ドルコスト平均法の方が、平均購入価格が低くなっていることがわかります。
なお、定額購入方では、平均購入価格はこの4ヶ月間の株価の平均と一致します。
(1000+500+2000+1000)/4 = 1125 ということです。

実際には、個別銘柄であれば数千円~数万円の株価が多いと思いますので、
定額で買い付けるには大きな資金が必要になります。
1万円単位で積立購入する場合には、100円単位で細かく買付けができる、
投資信託が向いています。

不利に働く局面

上記のように、ドルコスト平均法は基本的には優れているのですが、
(当然のことながら)残念ながら万能ではありません。
相場によっては、最適な方法ではなかったり、確実に利益が得られるとは限りません。

株価が上昇する場合

この場合は、どのように購入しても利益が出ます。
ただし、初期に全額を一括購入した場合に比べると、ドルコスト平均法の方が収益が劣ります。
最初にまとめて購入した方が、運用期間が長くなり複利効果が働くからです。

ただ、特別な資金がない大半の人が投資をする場合には、これは仕方がないことです。

株価が下落する場合

この場合は、そもそもどのように購入しても利益を出すことができません。
投資で利益を出したければ、将来的に価値の上がる商品に投資商品の選定が鍵になります。
購入方法以前の問題です。

販売手数料

また、販売手数料がかかる株や投資信託に投資する場合には、
買付を行なう度に手数料が発生してしまいロスが大きくなります。
最近ではノーロード(販売手数料が無料)でパフォーマンスも優れた投資信託もありますので、
ファンド選びの際には、この手数料の観点も考慮すべきと考えます。

まとめ

長期的に上昇することが見込める株や投資信託で、
かつ販売手数料の安いものであれば、
ドルコスト平均法を利用することにより投資効率が良くなることが見込めます。
みなさまの投資の参考になれば幸いです。

今回は以上です。それではまた。