NYダウインデックス投資(2)~投資信託編~

NYダウインデックス投資(2)~投資信託編~

こんにちは。

前回の記事に引き続き、NYダウへの投資について考えてみましょう。

今回は実際におすすめできる投資信託をご紹介します。

ファンド選びの指針:指数への連動、低コスト

以前にS&P500連動の投資信託をご紹介したときの方針と同様に考えます。

  • 指数にきちんと連動しているか(パフォーマンス)。
  • 販売手数料や信託報酬といったコストが低く抑えられているか。
    特に信託報酬などの毎年発生する保有コストが低いことが重要
  • ファンドの資産規模が十分な大きさか

ただ、日本の証券会社から購入できるインデックスタイプの投資信託になると、設定日が比較的最近のものが多くなります。したがって、純資産額や実績という点はなかなか評価しづらいです。
そうなるとおのずと、指数への連動(パフォーマンス)や低コストかどうかを重視することになります。

投資信託比較

上記の方針を元に、代表的なNYダウ連動の投資信託をピックアップし比較してみます。
なお、ここで取り上げる投資信託はすべてノーロード(購入手数料無償)のファンドです。

オーバービュー

各ファンドの比較するために、以下の表にまとめました。

三井住友トラスト・アセットマネジメントの3つのファンドについては、名前が良く似ており違いがわかりにくいと思います。詳しくは、後述の説明を参照ください。

ベンチマークとの比較:NYダウによく連動

SMTAMダウ・ジョーンズインデックスファンド(為替ヘッジあり)だけ傾向が異なります。
為替ヘッジという仕組みが影響しています(後述)。

これを除けば、いずれもベンチマークであるNYダウによく連動しています。
3年のトータルリターンが1番優れている、iFree NYダウ・インデックスのパフォーマンスを見てみましょう。分配金が拠出されていないこともあり、ベンチマークを若干上回る成績となっています。

 

出典:iFree NYダウ・インデックスの月次レポート2019/10/02

コスト:iFreeNYダウに好感

ファンド間でコストに差があるため、重要なポイントになると思います。
“iFree NYダウ・インデックス”が1番低コストで、その他の点でも良好ですので、現時点では1番おすすめとさせていただきます。
“たわらノーロード”も同等の信託報酬を謳っており、これから資産規模が大きくなれば、期待できそうです。
“SMTダウ・ジョーンズインデックス・オープン”も実績があり良いのですが、現時点の交付目論見書の信託報酬がやや高いため、おすすめ度はやや下がります。また、後述の通り、運用効率の点でも不安があります。

分配金:直近はいずれのファンドも拠出なしの方針

2016年以降は、いずれのファンドも分配金を拠出していません。
したがって、複利効果の点で効率的に運用されていると考えられます

注記①:償還日

償還日(運用が終了する日)が定められているファンドがあります
投資家が念頭においている運用期間よりも先の話であれば問題ないですが、そうでない場合には定められた日に強制的に決済されることになります。
別のファンドを乗り換えるにしても、通常は、一度決済すると運用益に課税されて運用効率が悪くなるので注意が必要です(つみたてNISAなど非課税の口座で運用している場合は別です)。
反面、償還日が無期限のファンドは、ファンドの運用期限を考えなくても良いので投資しやすいです。

注記②:三井住友トラスト・アセットマネジメントの3つのファンドの違い

上記の表をご覧になって、似通った名称のファンドが3種類あり混乱されたかもしれません。
いずれも、実際の運用は米国のマザーファンド(SMTAMダウ・ジョーンズ米国株式マザーファンド)で行なうのですが、仕組みに違いがあります。

SMTダウ・ジョーンズインデックス・オープン

年2回決算型の投資信託です。つまり分配金が拠出された場合には、年2回受け取ることができる反面、デメリットがあります
直近3年では分配金が拠出されていないのですが、今後分配金が拠出された場合に運用効率が下がる不安があります(”SMTAMダウ・ジョーンズインデックスファンド”では2015年以前に拠出されていました)。
一般に、分配金の受取回数が増えるほど、運用益を効率よく再投資に回すことができなくなり、複利効果が薄れてしまいます

SMTAMダウ・ジョーンズインデックスファンド

年1回決算型の投資信託です。
“SMTダウ・ジョーンズインデックスファンド”を除いて、今回取り上げたファンドはすべてこのタイプです。
したがって、投資効率の面で優位性があります。

SMTAMダウ・ジョーンズインデックスファンド(為替ヘッジあり)

年1回決算型の投資信託ですが、為替ヘッジありという点が異なります。
このファンドを除いて、今回取り上げたファンドはすべて為替ヘッジなしです。
為替ヘッジという仕組みについては、以下の通りです。

注記③:為替ヘッジ

通常は外国の株価指数に投資する場合には、現地の通貨(NYダウの場合にはUSドル)で運用が行なわれます。
しかしながら、日本人は基本的に日本円を投資しますので、運用成績に為替レートが影響します。

そこで、急激な為替レートの変動というリスクを小さくするために、為替ヘッジという仕組みが組み込まれたファンドもあります。
上記の例では、”SMTAMダウ・ジョーンズインデックスファンド(為替ヘッジあり)”が該当します。
レートがどちらに動くか予測が難しいので、一概に為替ヘッジありの方がいいとは言えません
“SMTAMダウ・ジョーンズインデックスファンド(為替ヘッジあり)”のトータルリターンが他のファンドと異なるトレンドを持っているのは、為替レートの変動による影響と考えられます。

個人的には、できるだけシンプルに投資を行いたいので、為替ヘッジありの金融商品は保有していません。

まとめ

NYダウ連動方の投資信託を比較しました。
特にコストおよびパフォーマンスの面で、現時点ではiFreeNYダウが1番おすすめです。

参考になれば幸いです。当然のことですが、投資判断は自己責任にてお願い致します。

今回は以上です。それでは。