ETF投資事始め(1)

ETF投資事始め(1)

こんにちは。

ここのところ、東京は幾分涼しくなりましたが、それでもまだ暑いですね。
私は暑がりでして25℃超えると夏の気候という感じです。。
私の好きな過ごしやすい秋が待ち遠しいです。

さて、以前の記事で投資信託について取り上げました。
投資信託とよく似た金融商品としてETFがあるので、こちらについても取り上げてみます。

ETFとは

証券取引所に上場している投資信託のことをETFといいます。
ETFはExchange Traded Funds の略称で、日本語では上場投資信託と言います。
上場しているということは、例えば東京証券取引所で売買されているということです。

投資の対象についても、通常の投資信託と同じように多岐にわたります。
実際、国内株式、海外株式、REIT(不動産投資信託)、コモディティなど様々な種類があります。
株式については、基本的にインデックス(株価指数)と理解してください。
すなわち、通常の投資信託の場合のように、個別銘柄ではなく、
ある銘柄群の全体を対象とした投資になります。
東京証券取引所だけでも約200銘柄のETFが上場しています。

参考に、以下のURLに銘柄一覧がありますので、興味があれば参照ください。
初めてETFのことを目にされた方は、たくさんの銘柄があって驚かれるかもしれません。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/01.html

ETF特徴

普通の投資信託との違いでもありますが、ETFの特徴はなんと言っても、
上場していることからくる取引の方法です。
まず、表にまとめてみました。

あらかじめ言っておくと、どちらの投資でも商品の選定が肝になるため、
ETFと投資信託の優劣が一概に決まるわけではありません。
この点はご注意ください。

もう少し具体的に、通常の投資信託と比較しながら、
主だった特徴を以下に整理してみましょう。

取引時間

通常の投資信託はいつでも買付け可能です。
(正確には、申し込みはいつでも可能ですが、その場で売買が完了しているわけではない)
ETFの場合には、上場しているため、取引所が開いている時間でのみ取引が可能です
ただし、事前に注文を出しておくとか、
証券会社によっては指定期日に買付けできる定期積立のサービスを行なっていますので、
日中忙しいサラリーマンが取引できないわけではないです。

価格変動

通常の投資信託では、投資商品の価値は基準価格で表されます。
これは通常、1日に1回、マーケットの終値を基準に計算されるため、
価格の変動は1日1回となります。
それに対して、ETFは取引所で取引されるため、
売買の注文状況によってリアルタイムに価格が変動します
この点では株の個別銘柄とまったく同様です。

売買手数料・信託報酬

ETFの銘柄によってばらつきがありますが、
通常の投資信託と比べて全体的に低い傾向があります。
特に信託報酬については、保有コスト(毎年ファンドに払う報酬)が低く抑えられ、
長期運用を行なう上では大きなメリットと言えます。
ただし、以前の記事でも説明したように、
通常の投資信託でも信託報酬が低く抑えられているものもある(インデックスファンド等)ので、
このことだけをもって一概にETFに優位性があるとは言えません。

売買取引の単位

通常の投資信託は、一般的に口数が細かく分割されており、
最低購入金額が100円から1円単位で取引できるものもあります。
それに対して、ETFは株式銘柄と同じように、
1口が数千円から数万円に設定されているものが多く、相対的に、
買付け時にはある程度まとまった資金が必要になります。

そもそも買い付けする方法が異なるのです。
(通常の)投資信託:購入金額を指定する
ETF:購入口数を指定する

このことにより、特に積立で買付けしてく場合には注意が必要です。
投資信託であれば、例えば、
現在の基準価格(10,000口あたり)が10,00円の投資信託があるとします。
毎月1日に10,000円購入する積立を行なっている場合、
・評価額が20,000円に上昇した月 -> 5,000口買付
・評価額が5,000円に下落した月   -> 2,000口買付
というように、評価額の変化にともなって自動的に購入口数が変化します。

しかし、ETFの場合、現在1口10,000円のETFを毎月1口購入する場合、
以下のように購入金額が変化します。
・評価額が20,000円に上昇した月 -> 20,000円買付
・評価額が5,000円に下落した月   -> 5,000円買付

分配金(配当金)

株の個別銘柄であれば、保有していることで、
配当金を受け取ることができます。
通常の投資信託やETFの場合にこれに相当するのが、分配金になります。
株式などの運用を行なっているファンドが利益を得たり、
配当を受け取るわけなので、これを顧客に分配する仕組みです。

投資信託の場合もETFの場合も、
顧客に直接現金として支払う、ファンドが運用に再投資する(基準価格に反映される)、
といったようにファンドによって方針が異なります。
ただ、通常の投資信託の場合には、現金を支払うファンドでも、
顧客の側で自動的に再投資する設定が買付時に選択可能です。
それに対して、ETFでは直接現金を分配金として受け取る形になります。

現金として受け取るのであれ、自動再投資であれ、分配金は課税対象になります。
投資効果(複利効果)の面では再投資したほうがよいですが、
現金として受け取った場合には、
再度買付の手続きが発生するため買付手数料などのコストは発生します。
この点、通常の投資信託で再投資を選択した場合も課税はありますが、
買付手数料がかからず、若干メリットがあります。

現金で受け取るメリットとしては、
分配金を再投資するのでも一旦は口座に現金が入るので、
配当を受け取っている実感は湧きます。

まとめ

ETFという言葉を初めて聞かれた方もいらっしゃると思いますが、いかがだったでしょうか。
投資信託の一種ですが、リアルタイムでの取引などETF独自の特色もあります。
みなさんの運用方針に合わせて投資を行なっていく上で、一つの選択肢になるかもしれません。
みなさんの投資の一助になれば幸いです。
次回に続きます。今回は以上です。