ETF投資事始め(2)

ETF投資事始め(2)

こんにちは。
強い台風15号が8日夜から9日朝にかけて関東に上陸するらしく、
明日の通勤時間帯に影響が出そうです。
大きな被害が出ないことを祈るばかりです。

今回は前回に引き続き、ETFについて整理していきたいと思います。
主に、投資先の分野に目をつけETFの種類について見てみましょう。
基本的には通常の投資信託と同じように、幅広く投資の対象分野をカバーします。

ETFの種類

前回の記事も触れましたが、投資対象に着目して整理すると、
ETFに様々な投資のジャンルがあります。
ざっと表にして整理してみました。

国内株式

日本の株式市場を対象にしたインデックスになります。
最もオーソドックスな日研平均やTOPIXに連動したETFが代表的で、
日銀や銀行も購入するため資産規模が1兆円を超えるものもあります。

海外株式

地域別にNYダウやS&P500などの米国株、欧州株といったETFもあれば、
地域をまたがり、複数の先進国・新興国にまとめて投資できるETFもあります。
やはり米国のインデックスは取引規模が大きく、1000億USドル規模のETFもあります。

債券

株式以外の代表的な投資先として、債券市場があります。
株式に比べると、元本割れのリスクが低い反面、リターンも低い傾向があります。
こちらも、国内の債券のほか、特定地域の債券、先進国・新興国など、
幅広い地域の債券に投資が可能です。

不動産

不動産投資を投資対象とします。
国内不動産(J-REIT)以外にも、米国など特定地域を対象にしたもの、
先進国の不動産を対象にしたもの等種類があります。

コモディティ

金・原、原油、小麦・とうもろこし等、様々な資産や穀物を対象にします。

小まとめ

ETFの各銘柄は、通常の投資信託と同様、
それ自身多数の銘柄で構成された商品のため、リスク分散の効果がありますが、
投資の分野も分散するとさらなるリスク分散が可能となります。
各自の運用方針に合わせて、たくさんの選択肢があるといえます。

個人的には、成長が望める地域の株価に連動したETFや投資信託が好みです。

ETFの変わり種

上記の分類は、インデックスそのものに連動するオーソドックスなETFです。
しかし、それ以外にも、インデックスの変動率に一定の割合をかけた変動をする、
ちょっと変わったETFもあります。

FXのように、実際の入金額よりも大きな口数を保有しているイメージで、
レバレッジが効いているというイメージです。
したがって、短期の取引がメインになると理解してよいと思います。
このタイプは値動きが把握しづらく、個人的にはお勧めしません。

レバレッジ型(ブル型)

原指数(日経平均など)のX倍(X:数字)の値動きをするETFです。
例えば、原指数が日経平均でX=2のときは、以下の値動きになります。
日経平均が2%上がれば、このETFの4%上がります。
逆に、日経平均が2%下がれば、このETFの4%下がります。

インバース型(ベア型)

原指数(日経平均など)の マイナスX倍(X:数字)の値動きをするETFです。
つまり、指数が下がったときに利益が得られます。
例えば、原指数が日経平均でX=2のときは、以下の値動きになります。
日経平均が2%上がれば、このETFの4%下がります。
逆に、日経平均が2%下がれば、このETFの4%上がります。

海外取引所

投資信託にしてもETFにしても、長期的成長が見込める有望なインデックスがあったとしても、
手数料などの点で、国内の取引所(東証)に良いETFがあるとは限りません。
そういった場合、なにも取引場所は東証に限る必要はなく、
米国など海外で上場しているETFを買い付けることも可能です。
(海外から買い付ける場合は、手数料が高くなる場合があるので注意が必要です。)

例えば、米国のS&P500に連動するETFとして、
国内に上場しているSPDR S&P500 ETF(1557) があります。
このETF自体は値動きはしっかりS&P500に追従しており、その点は良いのです。
しかし、1日あたりの売買高が平均4226口と取引の規模が小さく、
まとめて多数の口数を売買することが難しいという弱点があります。
実はこのETF、米国で上場しているETFの日本版なのです。
こういった場合、米国本国に直接投資するのもアリです。
日本の証券会社で口座を持っていれば、
米国など海外で上場しているETFも買付が可能です。

ただし、外国の取引所で上場しているETFの場合は、
運用が外貨建てになるため、為替レートの変動の影響を受けます。
国内に上場しているETFでも、SPDR S&P500 ETF(1557)のような、
海外ファンドが運用している場合も同様です。
(見かけ上は円建てですが、為替レートを反映した評価額になります。)

まとめ

ETFについて整理してみましたが、いかがだったでしょうか。
サラリーマンはじめ一般の方々が投資に取り組む際に、
通常の投資信託と同様、ETFも投資先として有力候補の1つになりうるのではないでしょうか。
興味をもたれた方は、各自の運用方針をベースに考え、
どんなジャンルに投資するかを検討してみてはいかがでしょうか。

それでは今回は以上です。