投資信託選びのルールを明確化しよう:基準価額3千円未満の投資信託が100本越えの悲劇

投資信託選びのルールを明確化しよう:基準価額3千円未満の投資信託が100本越えの悲劇

こんにちは。

投資信託は手軽に投資できる投資商品ですが、毎月次々と新規ファンドが設定されるため星の数ほどの本数(公募投信だけで6,000本超)があります。
この膨大の本数の中から投資対象のファンドを選ぶ基準が、勝敗を左右する重要なポイントです。

投資信託のファンド選びには、確かな基準を持たないといけません。
さもないと痛い目にあいます。
実際、株式市場が好況だったここ数年のあいだにも悲惨な状況にあるファンドが少なくないことが、以下のニュースからわかります。

 

投資信託設定時には、基本的に基準価格は10,0000円に設定されますから、基準価格が3,000円というのは、70%も価値が下がっているということです。

特に典型的な失敗のパターンが、毎月分配型などのファンドにありがちな、分配金の払い過ぎです。
下図のように、基準価格が3,000円を下回るファンドには、分配金の支払い回数(決算期)の多いファンドの割合が多いです。

 

出典:https://www.morningstar.co.jp/fund/analyst/2020/1q/MFA120200109.html

 

分配金を受け取るたびに課税される時点で、投資効率の観点から、賢明な投資家は毎月分配型ファンドを投資対象にしません。
しかし、さらにひどいのは、ファンドの実力以上に分配金を支払う無理な商品設計になっていることです。

つまり、基準価額が3千円未満の毎月決算型が、11か月後の基準価額でプラスを維持するには1割程度のリターンでは不十分だったということになるが、主要資産の利回りは先進国債券では一部の国ではマイナス、REITが3~4%、新興国債券でも5~6%程度となる中、売却益や為替差益などで補い続けるのは容易ではない。今後金利の上昇やREIT価格が下落した場合、一段の基準価額の低下、分配金の引き下げなどの可能性が高まる。

引用元:https://www.morningstar.co.jp/fund/analyst/2020/1q/MFA120200109.html

 

投資信託のファンド選びに関して、上記のような惨状に巻き込まれない対策として、山崎元氏が提案されている「0.5%ルール」がおススメです。
わかりやすい解説動画がアップされているので、興味のある方は下記リンクから是非視聴してみてください。

 

年間の総コストが0.5%を超えるファンド(や金融商品)は、その時点で投資の対象から除外しましょうという趣旨です。
この方法を採用すれば、高コスト体質のファンド(毎月分配型など分配金を払い過ぎのファンドも通常高コスト)はほぼ自動的に除外され、無駄な検討をする必要がなくなるので大きな損失を被る確率は減ると考えてよいと思います。

特に、対面販売型で銀行員や証券マンから直接すすめられるようなシチュエーションでは、相手も営業のプロですので言葉たくみに説明されると、あやうく契約してしまう可能性があります。
基本的にこういった形態の販売では、販売費用のコストが高いので、0.5%を超える可能性がきわめて高いです(だいたい年間2%以上)。
確固とした0.5%ルールを持っておけば、すすめられても検討する必要はありません。
本当は、販売員から直接すすめられるようなシチュエーションにならないのが好ましいのですが。

かならずしも0.5%ルールを採用していただく必要はありません。
しかし、みなさんも投資信託などの投資商品を検討する際には、自分なりの明確なルールを持っておくことが、運用に失敗しないための必要条件になると思います。

 

今回の記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。