つみたてNISA口座数が順調に増加し189万口座に
- 2020.02.25
- 投資全般

こんにちは。
本題に入る前に、株価に大きな動きがありましたので軽くふれておきます。
先日来、コロナウィルスの感染拡大による景気後退への懸念が高まっています。
昨日2/24(日本は休場日だったの翌2/25)は世界的に株価が下がり、NYダウやFTSE100など主要な指数が軒並み3%を超える下落幅を記録しました。

特にNYダウの1,000ドル超の下落はインパクトはありますが、先日更新されたばかりの最高値が約29,500ドルの水準であることを考えれば、現時点では5%ほど下がったに過ぎません。
まだこれからコロナウィルスの影響が出てくる可能性は十分にあるため、引き続き注視していきたいと思います。
さて、金融庁が2/21に発表した「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査(速報値)」によると、2018年1月にスタートした”つみたてNISA”が口座数・買付額ともに順調に増えてることがわかりました。
19年12月末時点(速報値)の口座数は、一般NISAが約1177万口座(19年9月末比0.6%増)、つみたてNISAが189万口座(同10.7%増)。買付額は、一般NISAが18兆3830億円(同5.8%増)、つみたてNISAが2973億円(同27.3%増)となった。
引用元:https://www.morningstar.co.jp/market/2020/0225/fund_00590.html
つみたてNISAは制度が開始されてまだ2年なので、今後も口座数や買付額は伸びていくでしょうね。
現時点で一般NISAとつみたてNISAの口座数を合計すると約1366万口座になり、20歳以上の人口がおよそ1億人なので、だいたい7人に1人がどちらかのNISA口座を保有していることになります。
個人的には、つみたてNISAは非課税投資枠が小さい(年間40万円)ため、一般NISAの方がメリットがあると感じています。
非課税期間が20年というのは魅力なので、せめて年間60万円(毎月5万円つみたてる想定)くらいの非課税投資枠があると良いのですが。
それはともかく、政府や金融庁が推進してきたこともあり、国民も投資への意識が強くなってきているのはたしかなようです。
ただ、運用している人たちがどの程度の投資知識を持っているかが気になります。
つみたてNISA対象ファンドは、手数料が低水準であることや頻繁に分配金が支払われないなど、比較的まともなファンドに絞られているので、大きな損失を被る可能性は低いと思い割れます。
しかしそれでも、非課税期間が20年であるように長期の運用を想定していて、ファンド間の運用実績の差が年間では小さくとも全運用期間においては大きくなる可能性が高いため、ファンド選びは重要です。
こちらにつみたてNISA対象のファンド一覧が掲載されていますが、米国株式や先進国・全世界株式といった安定的な収益が期待される、株式対象のインデックスファンドに投資するのがベターでしょう。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた。
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