米雇用統計4月:失業率14.7%と雇用が大幅な悪化!

米雇用統計4月:失業率14.7%と雇用が大幅な悪化!

こんにちは。

アメリカ合衆国労働省は、5月8日(金)に2020年4月の雇用統計を発表しました。
アメリカの景気状況は、アメリカのみならず世界全体の株式市場に影響力があります。
なかでも、この雇用統計は経済指標として重要なものあり、注目に値します。

今回の4月雇用統計は、新型コロナウィルスの影響による経済活動の停滞により、市場関係者の間では大幅な指標の悪化が予想されていました。
そして実際に発表された下表の数字は、市場関係者の予想ほどではないものの、米国の雇用が大幅に失われていることを示しています。
(データはマイナビニュース様の記事から拝借しました。)

出典:https://news.mynavi.jp/article/20200511-1034247/

 

「失業率14.7%」という数字は、1948年の統計開始以来最悪の結果となっています。
「非農業部門雇用者数の前月比2050.0万人減」という数字もインパクトが大きいです。
アメリカの人口が3億人強であることを考えても、労働市場の縮小の規模は驚くべきものです。

また、平均時給は3月から4.7%と大きく上昇しており一見プラス要素に見えますが、これは「低賃金の労働者が多数失職した」結果によるもので、喜ぶべき結果ではありません。
景気悪化・業績悪化により真っ先に首を切られるのは流動性の高い低賃金労働者であるという、悲しい現実があります。

上記のように実体経済はひどく悪化していて過去最悪の失業率が発表されたにもかかわらず、目先の株価の方はというと、必ずしも景気の悪化に連動しません。
短期的には株価の動きというのは、いくら経験を積んでも読めないものですね。

[8日 ロイター] – 米国株式市場は主要3指数がそろって上昇して終了した。朝方発表の4月の雇用統計は新型コロナウイルス感染拡大を受け雇用者数が大きく減少したものの、予想ほどは悪化しなかった。

出典:https://jp.reuters.com/article/ny-stx-us-idJPKBN22K2VH

短期的には、予想ほど雇用統計が悪化しなかったのことや、経済活動再開の動きが出始めたことなどが好材料ということでしょう、本日5月11日閉場時点では株価は順調に回復基調にあるように見えます。
株価は経済の先行指数といわれるだけあります。

 

出典:https://jp.investing.com/indices/us-30-chart

 

しかし、短期的には株式市場は安定していても、今後についてはまだまだ茨の道とではないでしょうか。
以下に見られるように、経済活動が元の水準に回復するのには数年かかるという見通しも多くあります。

  ムーディーズ・アナリティクスで金融政策の調査を率いるライアン・スイート氏は、統計を「壊滅的だ」と表現。「これらの数字ひとつひとつに人間1人の重みがある。この状況から回復するには何年もかかるだろう。多くが一時的なレイオフであり、経済活動の再開とともに速やかに仕事に戻れることを期待しているが、その保証はどこにもない」と述べた。

出典:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-08/QA0ITRT1UM0W01

ここはじっくり腰を据えて、目先の株価に一喜一憂せず、実体経済の回復を待つしかないのではないでしょうか。
そのあいだには株価の急落局面も訪れる可能性が十分にあるので、あわよくばそのような機会に投資できる資金的・心理的な備えを用意しておきたいものです。

 

今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
言うまでもないことですが投資判断は自己責任にてお願いいたします。
それではまた。